ユーザーガイド - はじめに

2018/6/22

特徴

高速バックアップ

qBackupの大きな特徴は高速にバックアップできることです。高速なバックアップを実現するために次のような機能を備えています。

増分バックアップ

初回のフルバックアップが完了すると、2回目以降は変更分のみバックアップされる「増分バックアップ」として動作します。

ブロックレベルの重複排除

バックアップ対象ファイルはブロックレベルで重複排除されます。重複排除の効果は次のようなものです。

  • 2回目以降のバックアップでは、変更されたブロックだけがアップされます。例えば、サイズが100GBのファイルで変更されたブロックの合計が1GBの場合は、1GBだけバックアップされます。
  • ファイルを移動してパスが変わっても、ファイルの中身に変化がなければバックアップされません。このケースでは新しいパスの情報だけがバックアップされます。
  • 同一のファイルが複数の場所にあっても、1つのファイルだけしかバックアップされません。他のファイルについては、パスの情報だけがバックアップされます。

圧縮

ファイルのデータを圧縮することによりバックアップサイズを小さくできます。

効率的なバックアップフォーマット

バックアップ対象のデータはqBackup独自のフォーマットに変換してバックアップされます。これにより、バックアップ対象のファイルサイズやファイル数によらず高速にバックアップできます。

マルチスレッド対応

バックアップおよびリストアはマルチスレッドで動作します。1コネクションあたりのアップロード・ダウンロード速度に制限があるクラウドストレージを利用する場合などに大きな効果を発揮します。動作スレッド数は利用シーンに合わせてカスタマイズすることもできます。

AES-256暗号化

バックアップデータをAES-256形式で暗号化できます。暗号化はバックアップ前に行われるため、クラウドストレージ等の外部サービスへバックアップする際も安全にデータを保管できます。暗号化の詳細は暗号化を参照してください。

世代管理

最新のバックアップからだけでなく、任意の時点のバックアップからもリストアできます。作成できる世代数に制限はありません。

クロスプラットフォーム

qBackupはWindows、Mac、Linuxで動作します。すべてのプラットフォームにおいて同じユーザーインターフェースで操作できます。バックアップデータのフォーマットは各プラットフォームで共通です。例えばWindowsで作成したバックアップををMacでリストアするということも可能です(プラットフォーム固有のファイル属性は除きます)。

ローカル&クラウド対応

qBackupはローカルファイルシステム、SFTPサーバー、各種クラウドストレージへのバックアップに対応しています。同じファイルを複数のバックアップ先にバックアップするということも可能です。対応するバックアップ先は対応ストレージを参照してください。クラウドストレージについてはクラウドストレージの料金比較を参照してください。

操作画面

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